こんにちは!タクミです!

前回、赤身白身の話をしたので今回はサケについてです。

サケは見た目に反して白身魚とされますが、赤っぽい身はエサであるカニやエビなどに含まれるアスタキサンチンという栄養素が取り込まれるためなのは前回話した通りです。

川で生まれたサケの多くは海へ下って成長し、数年後には生まれた川に戻ってきます。
これをサケの遡上(生まれた川に戻る習性を母川回帰という)、英語でサーモン・ランと言い諸説ありますが嗅覚や太陽コンパス(太陽の位置から方角を知る)などによって生まれた川に戻ってくると考えられています。
そして川を遡り産卵する際には、自らの身に蓄えてきた赤い栄養素アスタキサンチンを卵に注ぎ込むため、イクラも赤っぽい色をしています。

そのため、産卵を終えたサケの身は白っぽくなると言われており、力尽きて死んでしまいます。
また、中には海に下らず一生を河川や湖沼などの淡水で過ごすものもいます。

海に下るものを降海型、一生を淡水域で暮らすものを陸封型と言い、同じ種でも降海型をベニザケ、陸封型をヒメマスと呼び分ける場合もあります。

英語では海に降りるものをサーモン、川など淡水で生活するものをトラウトとしています。

お寿司で使っているサーモンは降海型?それとも陸封型?
今度気にしながら食べてみてください。

おすすめの記事