こんにちは!タクミです!
今回は、性転換する魚についてちょっとだけ紹介していこうと思います。
魚の世界では、
オスからメス♂→♀ メスからオス♀→♂へと
性転換する魚がいます。
例えば、キンギョハナダイやサクラダイなどは
メス♀からオス♂へと性転換します。
キンギョハナダイの場合、「ハーレム」と言って
1匹のオス♂に対して複数のメス♀が集まった群れを作ります。
産まれた時は皆メス♀ですが、群れの中で1番大きい個体がオス♂に性転換する「雌性先熟」♀→♂という特徴があります。
逆にクマノミの仲間は、オス♂として育ち体の大きい個体がメス♀になる「雄性先熟」♂→♀という特徴があります。
このような性転換は、群れの中で大きく、強い個体が子孫を残すためと考えられています。
性転換した個体がいなくなると、次に大きい個体が性転換します。
オス♂として縄張りを持ち、たくさんのメス♀と交尾することが出来れば、たくさんの自分の子孫を残すことが出来ますが、小さいうちに性転換しても、他の大きなオスとの縄張り争いで負けてしまい、メスと卵を産むことができません。なので自分の子供をたくさん残すには、小さいうちはメスとして卵を産み、大きくなったらオスになるのが良いのです。
性転換する魚は今現在、分かっているだけでも約300種類の魚が知られています。
まだまだいるかもしれませんねw
今回は、魚の性転換という繁殖生態をご紹介しました。
まだまだ謎に包まれた世界ですが、生き物の進化って面白いですよね!
これからもちょくちょく生き物の紹介をしていこうと思います!